アーカイブ映像

以下は30年間の演奏から抜粋しました。懐かしい映像や秘蔵動画もありますのでお楽しみください。

第1-19回

1993年から始まるコンサート
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聴き流したい方にもおすすめです

うつのみやのコンサートの歴史

 1993年、宇都宮のある会衆で小さな音楽会が開かれました。それは決して大規模なものではありませんでしたが、心温まるひとときであり、多くの人にとって励みとなるものでした。思い返せば、この音楽会こそが「うつのみやのコンサート」の源流となり、ここから第一幕が始まりました。

 時の流れとともに形を変え、やがてプロの演奏家による「聴かせるコンサート」へと発展しました。これが第二幕の始まりです。始めた当初は、まさか30年以上も続くとは夢にも思いませんでした。しかし、今では1300席を誇るアクロスホールを舞台とするほど、大きなコンサートへと成長しました。

 毎年欠かさず開催してきたこのコンサートも、2020年に始まったパンデミックの影響を受けてしまい、かつてない規模での開催を予定していた、栃木県総合文化センターメインホール(1604席)での公演は延期を余儀なくされました。そして、2024年10月、「うつのみやのコンサート・フィナーレ」が開催され、長きにわたる第二幕が静かに、そして華やかに幕を下ろしました。

 いつも仲間たちと話すのですが、実際の“食物”は生きていくために欠かすことができません。しかしエホバからの贈り物である“音楽”は、無くても生きていくことができるものです。とはいえ音楽があることによって、私たちの生活はどれほど豊かなものになっていることでしょう。音楽は、私たちが悲しい時に慰めてくれます。辛いときに励ましてくれます。嬉しいときにはその喜びを何倍にも大きくしてくれます。集まり合うときに賛美を歌うことによってどれほど爽やかになることでしょう。そう考えると、この“生きていくためのおまけの贈り物”をくださったエホバの善良さに心から感謝できるのではないでしょうか。

宇都宮東市民センター
宇都宮市文化会館
岩舟文化会館
結城市文化センター
那須野が原ハーモニーホール
栃木県総合文化センター
第一幕: 今泉会衆の迷演奏家と 他の会衆の名演奏家たち

宇都宮市東市民センター ホール 351席(第1〜10回)

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第1回 1993年2月27日

「ぼくたちの音楽会」としてスタート。
第一部は宇都宮市今泉会衆の子供たち、若者たち、兄弟姉妹たちなどで、その演奏はまるで発表会のようだった。
後半の第二部は近隣会衆の仲間たちが駆けつけてくれた。河原美樹姉妹や螺良マサ子姉妹などによるアンサンブル (ピアノ、ヴァイオリン、フルート)、烏山会衆の若者たちで構成した合唱団、そして横倉順一兄弟は、まだ普及していなかったパソコンの音源に伴奏をさせて自身はギターを演奏した。これらの仲間たちは、メンバーが変わることはあったが、ほぼ毎年の定番出演者になった。
1つの会衆が中心の音楽会だったが、近隣会衆の仲間によって質も高められた。振り返ってみると初回から上出来だったのではないだろうか。

第2回 1994年5月14日

定番出演者に安井明兄弟や津崎博行兄弟たちのフォークバンドが加わり、クリスチャン生活の喜びや試練を歌った。

第3回 1995年2月17日

この第3回で音楽会は大きく転換した。練習には多くの時間を要するため、今泉会衆を中心とした音楽会から巡回区内の仲間たちによる音楽会へとシフトし、コンサート名も「ぼくたちの音楽会」から「うつのみやの音楽会」に変更した。
横倉&植竹ハンドベル・ファミリーバンドと、矢板会衆から島美香姉妹のソプラノ独唱が初出演。

第4回 1996年2月24日

フォークバンドの藤江喜清兄弟の家族と速成合唱団がコラボした。横倉兄弟のバンドにピアノの佐藤雅子姉妹とドラムスの仙波日人子兄弟が加わった。特にジャズの名曲Take Fiveで魅せたドラムソロのアドリブは圧巻だった。
ここで巡回区外からの演奏者として、初川洋子姉妹がピアノ弾き語りでポップスを披露し、岡部勝彦兄弟を中心としたオレンジフィールドが澄んだ歌声でフォークソングを聴かせてくれた。このように出演者が徐々に広がっていった。

第5回 1997年9月27日

藤江家は夫婦だけとなりゆずばたけと改名したが、これはオレンジフィールドほど華やかではないという自虐から。とはいえ数々の名曲や名トークをコンサートで披露し、JWならではの音楽会に貢献した。この回から栗原 (帯瀬) 美樹姉妹がエレクトーンソロで登場した。初川姉妹が作詞作曲し自ら歌った宇都宮のギョーザは拍手喝采だった。好対照たっだのは会場の空気を一変したスポット出演の新岡大兄弟のギター。

第6回 1998年10月24日

演奏者は変わっていくが横倉兄弟のバンドにエレクトーンが加わり華やかになった。

第7回 1999年12月4日

峯木 (矢部) 伸子姉妹が美しいソプラノの歌声で人々を魅了した。

第8回 2000年11月11日

ジャズボーカリストのアニリン武内姉妹がバンドと共演しジャズ全盛期を迎えた。

第9回 2001年9月8日

初出演の大木稲子姉妹は峯木姉妹の伴奏だけでなくピアノソロも披露してくださった。アニリン姉妹は帯瀬姉妹のエレクトーン伴奏でジャズを歌い、峯木姉妹は自分のプログラムのほかにエンディングとしてヨハン・シュトラウスの「春の声」も聴かせてくださるなど大いに盛り上がった。

第10回 2003年3月29日

エレクトーンによるクラシック演奏の第一人者大矢絹代姉妹。同じくサクソフォンによるクラシック演奏の第一人者下地啓二兄弟と奥様でピアニストの淳子姉妹をお招きし、初めてプロの演奏家だけのコンサートを開催した。
同じホールで続けてきたコンサートは「うつのみやの音楽会 第一幕 フィナーレ」として大成功のうちに幕を閉じた。

第二幕: プロのJWによる演奏を 本格的なホールで聴くコンサート
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第11回 2010年5月31日

宇都宮市文化会館 小ホール 500席

「もう一度聴きたい」というリクエストに応える形で7年ぶりに再開。
大矢姉妹と下地ご夫妻をお招きし、会場も500名収容の宇都宮市文化会館小ホールで開催した。これが本格的なコンサートホールを用いた「コンサート 第二幕」の始まりとなった。

第12回 2014年1月13日

宇都宮市文化会館 小ホール 500席

この時も大矢姉妹と下地ご夫妻による演奏を聴いて楽しんだ。
プロ奏者による演奏が好評だったためコンサートを毎年開催することになった。そしてコンサート名を「うつのみやの音楽会」から「うつのみやのコンサート」とし、ホールや出演者以外でもグレードアップさせることにした。

第13回 2015年9月21日

宇都宮市文化会館 小ホール 500席

ヴァイオリニストのサイモン・ヤン・キム兄弟とピアニストの中川かおり姉妹を初めてご招待。キム兄弟は中川姉妹のピアノ伴奏による演奏だけでなく、大矢姉妹がオーケストラ風にアレンジしたエレクトーンを伴奏にして「序奏とロンド・カプリチョーソ」やチャイコフスキーの「くるみ割り人形」は見事なコラボだった。これ以降キム兄弟と中川姉妹は毎年の出演となった。

第14回 2016年9月19日

栃木市岩舟文化会館 中ホール 704席

500席でも足りない状態となったため、座席数704席の栃木市岩舟文化会館コスモスホールで開催した。このホールはドイツのケヴァントハウスをモデルにした美しく音響に優れたホールで、まさにクラシックコンサートにはうってつけのホールだった。
キム兄弟や中川姉妹と共に下地ご夫妻をお招きした。それぞれのソロ演奏だけでなく、ヴァイオリンとサクソフォンによってバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」を演奏し、美しいサクソフォンとキム兄弟のヴァイオリンを存分に味わっていただいた。

第15回 2017年10月9日

栃木市岩舟文化会館 中ホール 704席

キム兄弟、中川姉妹、大矢姉妹、さらにジャズピアノの島田七絵姉妹が大矢姉妹とのアンサンブルを楽しませてくれた。

第16回 2018年5月3日

結城市民文化センター 大ホール 1276席

座席数が足りなくなり、主催者にとっては大冒険だったが1276席の結城市アクロス大ホールで開催することにした。結果的には満員御礼となりひと安心だった。
さてん (武藤康平兄弟と良子姉妹ご夫妻のデュオ) と大木稲子姉妹のピアノをお聴きする予定だったが、大木姉妹が目の手術によって直前で降板となった。大矢姉妹はコンサート前日の緊急依頼だったが、それを感じさせない素晴らしい演奏を披露してくれた。さてんの美しいデュオ、さらに武藤兄弟のギターにはフォークならではの温かさがあった。

第17回 2018年9月24日

那須野が原ハーモニーホール 大ホール 1194席

音響家が選ぶ日本の優良ホール100選にも含まれる那須野が原ハーモニーホールでのコンサートだった。
キム兄弟、中川姉妹、それに峯木姉妹をお迎えした。キム兄弟のヴァイオリン演奏はもちろんのこと、峯木姉妹の楽しいトークも素晴らしく会場を飲み込むほどの盛り上がりを見せた。

第18回 2019年4月29日

結城市民文化センター 大ホール 1276席

中川姉妹のピアノソロは感情豊かで魂のこもった素晴らしい演奏だった。マリンバ奏者の本山沙帆里姉妹の楽しいトークは会場を笑いで包みこんだが、演奏が始まるとホールの空気を一変し圧巻の一言。今でも伝説のマリンバ奏者として聴衆の記憶に残っている。

第19回 2019年11月4日

【 結城市民文化センター 大ホール 1276席 】

キム兄弟と中川姉妹に加えて、クラリネット奏者の中村奈緒子姉妹をお呼びした。ユーモアで朗らかなトークとクラリネットの楽しい曲や美しい曲は聴衆を和ませてくれた。

第20回 2024年10月21日

【 結城市民文化センター 大ホール 1276席 】

第20回を「第二幕 フィナーレ」とし、集大成にふさわしい栃木県総合文化センターメインホール(1604席)で開催予定だった。本番を迎えるのみの状況であったが、直前でパンデミックとなり延期とした。

延期としていた第20回「第二幕 フィナーレ」を約5年ぶりに開催。 ヴァイオリニストの宮原詩子姉妹と小出岳悠兄弟。ピアニストには中川かおり姉妹、島田七絵姉妹そして山口想音姉妹。またこれまで大きく貢献してくださったエレクトーンの大矢絹代姉妹をお迎えする。

「うつのみやのコンサート 第二幕 フィナーレ」として3時間のロングコンサートを開催したが、多くの方が「あっという間だった」との感想を述べてくださり、主催者としてはホッとしている。